予防歯科

未来を見据えた予防が大切です。

治療中心から予防中心へ

歯医者さん?・・・虫歯ができたら行くところ。あなたにとっての歯科医院は、まだ・・・そんな存在?


虫歯や歯周病で歯を失ってしまう・・・。そんな悲しいことは少しでも避けたいですね。
車でも定期的なメンテナンスが必要なように、お口の中も プロによる定期的なメンテナンス が必要ですよ。壊れた車の代わりはあっても、抜けてしまった歯の代わりはありませんからね。

高齢者の2人に1人が入れ歯。このままでは自分も入れ歯に!!

日本人は 50 歳代後半から 2 人に 1 人が部分入れ歯を、 75 歳以上では約 60 %が総入れ歯を使用しています。しかし、北欧の国では 80 歳でも入れ歯をすることなく元気な高齢者がたくさんいます。どうして、こんな差が出てしまったのでしょうか?その違いを調べてみると、 「むし歯になってから歯医者へ行った」 のか 「むし歯にならないために歯医者へ行ったのか」 の違いだということが解っています。

メンテナンス はとっても大切。そろそろ始めませんか?・・・予防歯科。

入れ歯にならなくていいようにするには、お口の中の定期的な診査・掃除をする必要があります。歯科先進国スウェーデンやアメリカでは 80 %以上の人が普段からお口のメンテナンスを心がけています。そして “ 入れ歯 ” を入れることはとても非現実的なこと と認識されています。しかし、日本人は約2%程度の人しか、メンテナンスを心がけていないそうです。

患者さんを一生サポートできるような歯科医院を目指して!!

私たち歯科医師が、患者さんにとって一番大切なことは、治療のための歯医者さんではなく、口に関するストレスがない状態をサポートできる歯医者さんだと思っています。口の健康が崩れれば、体調までも悪くなってしまいます。そのことを一番よく知っている歯医者さんが、「予防医療」を推進して患者さんを引っ張っていかなければと思っています。

5年後・10年後を考えて・・・本気で予防に取り組んでいきませんか?

予防歯科の理想は、 定期的なメンテナンス ですが、もちろん強要はできません。しかし、 5 年後や 10 年後を考えると、定期的なメンテナンスは必ず実践したほうがいいです。何も問題がないのに歯医者さんへ通うのはちょっと・・・というのは昔の話。定期的なメンテナンスを続けるとアンチエイジングや、健康にもいい影響があります。
5 年後や 10 年後でも、真っ白な自分の歯でおいしい食事がとれる。そんな快適な生活が過ごせるのは、とってもうれしいことです。

1日3回、歯磨きしてるから大丈夫?

1 日 3 回、歯磨きをするけれど歯医者さんに行かない人と、 1 日 1 回しか歯磨きをしないけれど、定期的に歯医者さんで PMTCと正しい歯磨きの仕方を教えてもらっている人のどちらが、将来歯を多く残せると思いますか?
意外かもしれませんが、後者なのです。

歯と歯茎の境目の歯周ポケットや、歯の表面にある「バイオフィルム」というヌルヌルした物質。それらに潜む虫歯や歯周病の原因となる菌は、歯ブラシだけでは落とせません。 自己流の歯磨きをどんなに繰り返しても、虫歯と歯周病は予防できないのです。

歯の健康は、身体すべての健康につながります!

定期的に「予防歯科」をして口の健康を保つ。そんな簡単なことを続けるだけで、痛い思いをしなくて済みます。また、お口が健康な状態の人は、癌や心筋梗塞、脳卒中などの病気にかかる確率も下がると言われています。
あなたの健康を守れるのは、あなた自身。私と一緒に予防歯科を始めませんか?!

患者さん一人一人に合った予防プログラムを提案していきます。

「虫歯のなりやすさに応じたケアを!」といった事をお聞きになった事はありませんか?
私は虫歯になりやすいのだろうか?歯周病になりやすいのだろうか?と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

当院では 『むし歯のリスク判定』 『歯周病のリスク判定』 を細菌検査、唾液検査にて行っています。
そしてあなたに合った予防プログラムを提案していきます。

PMTC

PMTC とは(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)の略語で、歯科医師、または歯科衛生士による特殊な機器を用いた歯のクリーニングのことです。

歯にはバイオフィルムが付着しています。バイオフィルムとは虫歯や歯周病の原因となる菌が塊を作って強固な膜を形成したものです。これは簡単に除去できません。殺菌剤でもあまりやっつけられないのです。これは器械的に除去するしかありません。それが私達の行っているPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)なんです。

歯周病はバイオフィルム感染症ですが、日々のプラークコントロールPMTCによりほぼコントロールすることができます。

病気でもないのに病院へ通うのは、面倒なものですが、若い時からPMTCを定期的に受けることにより、生涯自分の歯で噛むことができます。PMTCを定期的に受けることは、美容院やエステに行くことと同じだと思って下さい。あなたのお口の健康をあなたと私達の二人三脚でケアしていきませんか?

PMTC の治療手順

治療計画

歯の染め出し検査などを行い、お口の中を診査して、現在のお口の状態を説明し、今後の治療方針をご相談します。

歯石除去

歯石除去専用の器具を使って歯石を細部までとります。

着色除去

重炭酸ナトリウム塩を専用の器具から吹き出して、歯の表面のヤニや茶渋などの着色をとります。

研磨(ケンマ)

研磨(ケンマ)専用のジェル(フッ素配合)を使って、歯と歯の間や表面を1本ずつ丁寧に磨きます。

フッ素塗布

フッ素塗布仕上げに、口の中を洗い、歯質を強化するフッ素を塗布します。

ホームケア

最後に、家庭でのブラッシングの指導や今後の計画を話し合います。

当医院で自費診療をされる方へのメインテナンスについて

当医院では、最先端の知識と技術で、患者さんの口腔の健康を守るための努力をしています。一度治療した歯ができるだけお口の中で機能し、1日でも長く使えるためには患者さんの協力が必要です。

自費診療での補綴物(かぶせたり、詰めたりした物)については5年間、インプラントにおいては10年間、責任を持っていますが、そのために患者さんには以下のことに注意していただくようにお願いしています。

・メインテナンスに来院されること(3カ月に1度)

・ブラッシングをきちんとされること

・歯ぐき等、はれさせないようにすること

・新たな虫歯、冠の下からの虫歯にさせないこと
(歯ぐき部分のブラッシングが悪いと、歯ぐきのはれ、歯垢が残り、冠の下から虫歯になります。)

責任を負いかねる場合

※特殊に固い物を噛んで欠けた場合

※事故(打撲、交通事故等)による破損

※手入れが足りない場合の歯槽膿漏の悪化

※新たな虫歯

※当医院が長期間責任をもてないことが最初から分かっていて、患者さんの希望により自費にされた場合(歯の根が短い場合、歯槽骨が少ない場合、歯の形がよくない場合等)

※他医院にて手を加えた場合

補綴物の再製について

・患者さんの責任部分の再製の場合→内容によって6割

・メインテナンスの期間(5年)を過ぎての再製の場合→10割の価格とさせていただいています。

 

★歯は飾っているものではなくて、毎日 2,000回も食物を切り、すり潰す仕事をしています。包丁も使っていると刃先がすり減るのと同じで、当然歯も冠もすり減ります

メインテナンスの中で、すり減った冠の形を修正したり、咬み癖がついた部分を調整したりしますが、あまりにすり減れば、包丁の刃先を取り替えるのと同じように作り替えることになります。

人によっては、10年~20年使える人もいますが、咬み具合によってすり減り方が違います

一度治療された補綴物が、出来るだけ長持ちし、健康と活力の源となる口腔が維持できるようお互いに努力しましょう。